丸善Book Storeでたまたま見つけた「文庫な写真集」。
原 康さんというカメラマンの本「出会いの写真ノート」 表紙に写っていたローライB35に目が釘付けになった。 すでに他界した実父が愛用していたカメラと同じモノだったから。 実父は新聞記者だった。 各地の支局を転々としていた幼少時代を久しぶりに思い出した。 6歳、小学校一年生の頃には既に支局長として赴任していたことを考えると、父がどれだけ頑張って新聞畑に喰らいついていたか、が今になってわかる。 当時、支局のあるビル内に住んでいたせぃもあって、遊び場はもっぱら父の仕事場だったな。 撮ってきたばかりのフォルムを急いで現像し、朝刊に間に合わせようとする場面では、子供ながら「邪魔しちゃいけない」と隅っこで一段落するのを待った記憶がある。 フォルムの現像は、もちろん支局内の暗室で写真を撮った本人が行っていた。 そんな「フォルム代&現像代無料」な環境だったから、父の趣味はカメラだったわけです(笑) で、もの心ついてから私が知っている父の愛機はローライB35。 たくさん撮ってもらったなぁ。 母が若かった頃の←こんな写真が色あせることなく手許に残っているのも父のおかげ。 そこら辺で遊んでいる子供の頃の私や兄と喧嘩をして大泣きしている私も。 贅沢なことに、どれも大きなサイズで焼き付けてもらって、いまだに色あせしていない。 七五三の写真はモノクロ=父が写してくれたことがすぐにわかる。 大人になってから、元旦に撮ってもらった写真はカラー =もう父はいなかった、だからこの辺りからはカラー写真しか残ってない。 家族か親戚の誰かが写してくれたんだと思うけど、誰が写した写真なのか、カラー写真での記録になってからはそれが曖昧になってきた。 息子が生まれてすぐ、足の裏の写真を撮った。 たしか、「写ルんです」で撮ったんだっけ、これ(笑) 何でもいいんだ、フィルムカメラは。 フィルムカメラなら、現像してくれる人の腕次第で何十年残るか、が決まるものだと思うんだ。 奇遇なことに、今の父もカメラが好き。 実家へ帰ると、父のカメラが納まっているガラスケースを眺めるのが楽しみ! わたくしの怪しい目つきに恐怖感を抱いている現・父は、ガラスケースの鍵をなかなか開けてくれないけどね(笑) こんな夜更けに、こんなコトを思い出させてくれた原康さんに感謝! 原さんの写真の中に実父がいる、忘れてたいろんなことを思い出させていただきました。 この一冊には、文庫じゃなくて「大きなサイズで会いたい写真たち」が収まっています。 Scene@夜更けにブツブツ
by photoscene
| 2009-04-18 21:20
| ((( 自分のコト )))
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